利己主義
読み方
りこ しゅぎ意味
自分の利益や幸福を第一に考え、他人や社会全体の利益よりも自己の都合を優先する考え方・態度。倫理学では、行為の基準を自己利益に置く立場を指すこともあり、日常語では「身勝手」「自己中心的」という批判的な意味で使われやすい。由来
「利己」は自分の利益をはかることを表す漢語で、「主義」は明治期に西洋語の “-ism” を訳す語として広まった語。利己主義は、英語 egoism や selfishness の訳語として、明治時代(19世紀後半〜20世紀初頭)に哲学・倫理学や評論の分野で定着したとされる。正確な初出年は不明。備考
日常会話では批判的に使われることが多いが、倫理学では「自己利益を重視する立場」として中立的に論じられる場合もある。例文
- 彼の利己主義が原因で、チームの信頼関係は崩れてしまった。
- 利己主義に走らず、困っている人の立場も考えるべきだ。
- 会社の利益だけを追う利己主義は、長期的には社会から支持されない。
- その政策は国民全体のためというより、一部の層の利己主義に迎合しているように見える。
- 利己主義を完全に否定するのではなく、自己利益と公共の利益の調和を考える必要がある。
類義語
- 自己中心主義
- エゴイズム
- 私利私欲
- 我利我利
- 自己本位
対義語
- 利他主義
- 無私無欲
- 自己犠牲
- 献身主義
- 公益優先