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初転法輪

読み方

しょてん ぼうりん

意味

釈迦が悟りを開いた後、鹿野苑で五比丘に対して初めて説法し、四諦・八正道などの教えを説いたこと。仏教史上、釈迦の教えが公に説かれ始めた出来事を指す。転じて、ある教え・理念を初めて世に示すことの比喩にも用いられる。

由来

インド仏教の「法輪を転ずる」、すなわち仏の教えを説いて世に広めるという比喩に由来する。釈迦が成道後まもない紀元前5世紀ごろ(年代には諸説あり)、鹿野苑で五比丘に最初の説法を行った故事を、漢訳仏典で「初転法輪」と表した。日本では仏教伝来以後、経典・仏教教学の語として受容され、奈良時代以降に用いられたと考えられるが、日本での初出年は不詳。

備考

仏教用語で、日常会話ではまれ。宗教史・仏教美術・寺院の法話などで使われる。比喩的にも使えるが、荘重で硬い響きがある。

例文

  • 鹿野苑での初転法輪は、仏教史の出発点として重んじられている。
  • 住職は法話の中で、釈尊の初転法輪と四諦の教えについて丁寧に説明した。
  • 仏教美術では、初転法輪を象徴する法輪や鹿がしばしば描かれる。
  • 新任の僧侶にとって、その日の説法はまさに初転法輪ともいうべき経験だった。
  • 彼の就任後初の講演は、新しい理念を示す初転法輪のような意味を持った。

類義語

  • 初説法
  • 鹿野苑の説法
  • 法輪初転
  • 初転法輪経

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