出離生死
読み方
しゅつり しょうじ意味
仏教で、生まれ変わり死に変わりを繰り返す迷いの世界、すなわち「生死」の苦しみから抜け出し、悟りや解脱の境地に至ること。煩悩や執着を離れ、輪廻から解放されるという意味で用いられる。由来
仏教語に由来する四字熟語。「生死」は仏教で輪廻・迷いの世界を指し、「出離」はそこから離れて解脱することを表す。漢訳仏典の思想語から成立したと考えられるが、具体的な成立年は未詳。日本では仏教が広まった奈良時代以降、特に修行・往生・解脱を説く文脈で用いられてきた。備考
仏教・宗教思想の文脈で使われる硬い語。日常会話ではほぼ用いない。「生死」はここでは「せいし」ではなく「しょうじ」と読む。例文
- 僧は出離生死を願い、山寺で厳しい修行を続けた。
- この経典は、煩悩を断ち、出離生死に至る道を説いている。
- 無常を深く見つめることが、彼に出離生死への志を起こさせた。
- 浄土教では、阿弥陀仏の本願によって出離生死を求める心が重視される。
- 彼女は物語の主人公の旅を、単なる冒険ではなく出離生死の象徴として読んだ。
類義語
- 生死解脱
- 出離解脱
- 解脱
- 涅槃寂静
- 離苦得楽
対義語
- 輪廻転生
- 生死流転
- 六道輪廻