凶多吉少
読み方
きょうた きっしょう意味
悪い兆しや不利な要素が多く、よい結果・幸運が少ないこと。成功や無事を期待しにくく、先行きがかなり危ぶまれる状況をいう。由来
中国語の成語に由来する。凶は不吉・災い、吉は吉祥・幸運を表し、多と少を対比させて「不吉が多く吉が少ない」と述べる語。四字形は明代(16世紀)成立の『西遊記』などに見え、日本で漢語的表現として受容された。日本での初出年は未詳。備考
硬い漢語表現で、日常会話より文章・評論・歴史小説などに向く。結果を断定する語ではなく、先行きが不利だという見立てを表す。例文
- これだけ証拠がそろっていない裁判では、こちらにとって凶多吉少と言わざるを得ない。
- 救助隊は悪天候の中で出発したが、専門家の多くは凶多吉少の任務だと見ていた。
- 資金も人員も不足したまま新事業に乗り出すのは、凶多吉少の賭けである。
- 主力選手が相次いで負傷し、決勝戦の見通しは凶多吉少となった。
- 彼の病状は一時回復したものの、医師の説明ではなお凶多吉少らしい。
類義語
- 多凶少吉
- 前途多難
- 凶多くして吉少なし
対義語
- 吉多凶少
- 順風満帆
- 前途洋々