凄風惨雨
読み方
せいふう さんう意味
ぞっとするほど冷たくもの悲しい風と、痛ましく降る雨のこと。転じて、荒涼として寂しい情景や、苦難・不幸が重なった悲惨な境遇をたとえていう。由来
中国古典の詩文に見られる漢語表現に由来する成句。「凄風」は冷たく寂しい風、「惨雨」はもの悲しく痛ましい雨を表す。特定の出典・成立年は未詳だが、唐宋期以降の漢詩文で発達した景物描写が日本にも伝わり、四字熟語として用いられるようになった。備考
文学的・漢語的で硬い表現。実際の悪天候にも、人生や社会状況の悲惨さの比喩にも使う。日常会話ではやや大げさに響く。例文
- 戦後の焼け跡には、凄風惨雨という言葉がふさわしい光景が広がっていた。
- その小説は、主人公が凄風惨雨の人生を耐え抜く姿を描いている。
- 山荘の夜は凄風惨雨で、窓を打つ雨音が一晩中やまなかった。
- 相次ぐ不況と災害に見舞われ、町は凄風惨雨の様相を呈していた。
- 彼女の手紙には、異国で味わった凄風惨雨の孤独がにじんでいた。
類義語
- 凄風苦雨
- 苦雨凄風
- 風雨凄凄
- 暴風雨
- 荒天
対義語
- 光風霽月
- 春風駘蕩
- 和風細雨
- 風和日麗