円孔方木
読み方
えんこう ほうぼく意味
丸い穴に四角い木を差し込もうとしても合わないことから、物事の性質・考え方・方法などが食い違って、互いに適合しないことのたとえ。人と人、制度と実情、方針と現場などが噛み合わない場合に用いる。由来
「円孔」は丸い穴、「方木」は角ばった木材の意。丸い穴と四角い木は形が違ってはまらないことから生まれた比喩表現。正確な初出年は不明だが、古代中国の「方枘円鑿(四角いほぞと丸いほぞ穴)」に通じる漢籍由来の発想で、日本では近世以降の漢語・四字熟語として用例が見られる。備考
やや硬い文章語。日常会話では「噛み合わない」「合わない」と言うことが多い。類語の「方枘円鑿」の方が漢籍的でよく知られる場合もある。例文
- 新しい評価制度は現場の働き方と円孔方木で、かえって混乱を招いた。
- 彼の理想論と会社の現実は円孔方木で、議論は最後まで噛み合わなかった。
- 海外で成功した販売手法をそのまま国内市場に持ち込むのは、円孔方木になりかねない。
- 二人は能力は高いが、仕事の進め方が円孔方木で、同じチームに置くと衝突が絶えない。
- この古い規則を現在のオンライン業務に適用するのは円孔方木だ。
類義語
- 方枘円鑿
- 枘鑿不入
- 水火不容
- 氷炭相容れず
- 齟齬
対義語
- 円満具足
- 一心同体
- 意気投合
- 水魚之交