内清外濁
読み方
ないせい がいだく意味
心の内は清らかで正しい節操を保ちながら、外面は世俗に合わせて濁っているように見せること。清廉さを誇示せず、世の中と摩擦を起こさないようにふるまう処世態度をいう。由来
中国古典に由来する「内外」と「清濁」の対比から成った語とされるが、特定の故事・初出年代は未詳。日本では漢籍受容の中で、乱世や俗世に交わりながら内心の清さを守る処世訓として用いられてきた。成立時期は不明。備考
外見のだらしなさを正当化する語ではない。内面の節操と、世俗への柔軟な適応を同時に評価する文脈で使う。例文
- 彼は派手な業界に身を置きながら、内清外濁の姿勢で信念だけは曲げなかった。
- 周囲に合わせて軽口をたたくこともあるが、彼女の判断基準はいつも公正で、まさに内清外濁だ。
- 清廉さを声高に示すより、内清外濁で人と協調するほうが難しい場合もある。
- あの政治家は俗っぽく見えるが、利益誘導を拒む点では内清外濁の人と言える。
- 師は『世間に背を向けるな、内清外濁で生きよ』と弟子たちに諭した。
類義語
- 和光同塵
- 大智如愚
- 外濁内清
- 韜光養晦
対義語
- 内濁外清
- 外清内濁
- 表裏不一