兵貴神速
読み方
へい き しんそく意味
戦いでは、神がかったようなすばやさで行動することが最も重要である、という意味。転じて、軍事に限らず、好機を逃さず迅速に決断・実行することの大切さを説く語として用いられる。由来
中国の史書『三国志』魏書・郭嘉伝に見える語。西晋の陳寿が3世紀末(280年代ごろ)に編纂した書で、郭嘉が曹操に遠征を進言する際、「兵は神速を貴ぶ」と述べた故事に基づく。原義は、軍を用いるには相手の不意を突くほどの速さが肝要だというもの。備考
本来は軍事用語だが、現代ではビジネス・政治・危機対応などで「迅速な初動」を強調する硬い表現として使われる。例文
- 競合が新サービスを発表する前に市場へ出すべきだ。兵貴神速で開発体制を組み直そう。
- 災害対応では兵貴神速が求められ、初動の遅れが被害の拡大につながる。
- 社長は兵貴神速を掲げ、会議を待たずに現場へ権限を委譲した。
- 選挙戦では情報発信の遅れが命取りになるため、陣営は兵貴神速で反論文を公表した。
- 好条件の物件はすぐに埋まってしまう。今回は兵貴神速で申し込みを済ませた。
類義語
- 疾風迅雷
- 電光石火
- 迅速果断
- 速戦即決
- 先手必勝
対義語
- 遅疑逡巡
- 躊躇逡巡
- 優柔不断
- 逡巡遅滞