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公武合体

読み方

こうぶ がったい

意味

幕末に、朝廷・公家を意味する「公」と、幕府・武家を意味する「武」とを結びつけ、協力して政治を安定させようとした考え・政策。特に、朝廷の権威と幕府の実権を調和させ、内外の危機に対応しようとする政治路線を指す。

由来

「公」は朝廷・公家、「武」は幕府・武家、「合体」は一つにまとまることを表す。成立年は不詳だが、江戸末期の安政〜文久期、特に1850年代末から1860年代初頭にかけて、開国問題や尊王攘夷運動の高まりの中で政治標語として広まった。1862年の皇女和宮と将軍徳川家茂の婚姻は、公武合体政策の象徴的出来事とされる。

備考

主に日本史、とくに幕末政治を説明する語。日常会話で比喩的に使われることは少なく、歴史用語として用いられるのが一般的。

例文

  • 幕末の幕府は、公武合体によって朝廷の権威を取り込み、政治的な正統性を高めようとした。
  • 皇女和宮の降嫁は、公武合体を進めるための重要な政策として位置づけられている。
  • 公武合体は一時的に期待されたが、尊王攘夷派や倒幕派の勢いを抑えることはできなかった。
  • この史料を読むと、当時の諸藩が公武合体に対して複雑な態度を取っていたことが分かる。
  • 授業では、開国後の政局を理解する鍵として、公武合体と尊王攘夷の対立を比較した。

類義語

  • 公武一致
  • 公武一和
  • 公武融和
  • 公武協調

対義語

  • 公武分離
  • 倒幕
  • 武力倒幕
  • 尊王討幕

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