八字打開
読み方
はちじ だかい意味
門を左右に大きく開くと「八」の字の形になることから、物事を包み隠さず、ありのままに明らかにすること。隠し立てせず、開け放った態度で示すことをいう。禅語としては、真理や悟りがすっかり開示されているさまにも用いられる。由来
中国の禅語・漢語に由来する表現。「八字」は漢字の「八」の形、「打開」は押し開く・開放する意で、門扉を左右に開いた形が八字に見えることから生じた。成立年は不詳だが、禅宗が盛んになった中国宋代ごろの禅籍に用例が見られるとされ、日本にも中世以降、禅林の語として伝わった。備考
日常会話ではあまり使われず、文章語・禅語寄りの硬い表現。現代では「包み隠さず」「明らかにする」と言い換える方が自然な場面が多い。例文
- 社長は不祥事の経緯を八字打開し、社員と記者の前で説明した。
- 交渉を進めるには、互いの条件を八字打開して話し合う必要がある。
- 彼の文章は心情を八字打開に述べていて、読む者に強い印象を与える。
- 師は難解な公案の意味を八字打開するのではなく、弟子自身に考えさせた。
- 隠していても疑念が深まるだけだから、ここで事情を八字打開にしておこう。
類義語
- 赤裸裸
- 明明白白
- 開けっ広げ
- 包み隠さず
- 単刀直入
対義語
- 隠蔽工作
- 秘密主義
- 曖昧模糊