全軍覆没
読み方
ぜんぐん ふくぼつ意味
軍隊が一人残らず打ち負かされ、壊滅すること。転じて、組織・チーム・計画などが完全に失敗し、立て直しがきかないほど大きな打撃を受けることをいう。由来
「全軍」は軍全体、「覆没」はひっくり返って沈むことから、滅びる・壊滅する意を表す漢語。特定の故事や初出は未詳だが、中国の史書・軍事文脈で用いられた表現が日本語に入ったものとされる。成立年代は不明で、日本では近代以降の文章語・報道語としても広く用いられる。備考
本来は軍事的表現だが、比喩として試験・選挙・スポーツ・ビジネスにも使う。かなり強い敗北表現なので、軽い失敗にはやや大げさ。例文
- 敵の奇襲を受け、補給部隊は全軍覆没の危機に陥った。
- 主力商品が相次いで不具合を起こし、その事業部は全軍覆没に近い状態だった。
- 予選では優勝候補の学校が全軍覆没し、会場は大きなどよめきに包まれた。
- 十分な準備をしなければ、今回の交渉チームも全軍覆没しかねない。
- 大型台風の影響で交通網が乱れ、出張予定の社員は全軍覆没で誰も会議に間に合わなかった。
類義語
- 全滅
- 壊滅
- 完敗
- 総崩れ
- 一敗地に塗れる
- 壊滅的敗北
対義語
- 完全勝利
- 大勝利
- 全戦全勝
- 凱旋帰還
- 全軍生還