党同伐異
読み方
とうどう ばつい意味
自分と同じ意見・立場の者だけを仲間としてかばい、異なる意見や立場の者を攻撃・排斥すること。公平な判断ではなく、党派や身内へのえこひいきによって他者を退ける態度をいう。由来
中国の史書『後漢書』党錮伝序に見える語。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀前半、432年ごろから編纂したとされる。「党同」は同じ立場の者と徒党を組むこと、「伐異」は異なる者を討つ・攻撃することを表す。備考
政治・組織・学界などの派閥性を批判する硬い表現。中立性を欠く行動を非難する文脈で用いられ、日常会話ではやや難語。例文
- 会議では党同伐異の空気が強く、反対意見を述べる人はすぐに孤立した。
- 学問の場で党同伐異に陥れば、自由な議論も新しい発見も生まれにくい。
- 彼の人事は能力より派閥を重んじるもので、党同伐異だと批判された。
- SNSでは同じ考えの人だけで固まり、党同伐異のように異論を攻撃する傾向が見られる。
- 組織を健全に保つには、党同伐異を避け、是々非々で判断する姿勢が必要だ。
類義語
- 同類相求
- 朋党比周
- 派閥抗争
- 党派心
- 身内びいき
対義語
- 公平無私
- 公明正大
- 是々非々
- 不偏不党