克勤克倹
読み方
こっきん こっけん意味
よく働き、よく倹約すること。仕事や務めに精を出し、無駄遣いを避けて質素に暮らす態度をいう。個人の生活姿勢だけでなく、家計・経営・政治などで、勤勉さと節約を重んじる姿勢をほめて用いられる。由来
中国の古典『書経』「大禹謨」にある「克勤于邦、克儉于家」(よく国事に勤め、家では倹約した)に由来する。古代の聖王・禹の徳を述べた句とされる。『書経』各篇の成立年代は確定しないが、戦国時代〜前漢期(紀元前5〜前2世紀ごろ)に編纂・伝承が整ったと考えられている。備考
やや硬い書き言葉で、人物評・社訓・経営理念などに用いられる。単なる節約ではなく、勤勉さと倹約の両方を備えた美徳を表す。例文
- 祖父は克勤克倹の人で、朝早くから働き、少しの無駄も嫌った。
- 創業者の克勤克倹の精神が、今もこの会社の社風に受け継がれている。
- 収入が少ない時期も、夫婦で克勤克倹に努めて子どもを育て上げた。
- 派手な宣伝よりも、克勤克倹を旨として堅実に事業を広げていきたい。
- 彼女は克勤克倹の生活を続け、十年で店を持つ資金を貯めた。
類義語
- 勤倹力行
- 質素倹約
- 節倹力行
- 刻苦勉励
- 勤勉節約
対義語
- 驕奢淫逸
- 放蕩三昧
- 贅沢三昧
- 怠惰放縦