傷天害理
読み方
しょうてん がいり意味
天の道理を傷つけ、人として守るべき理に害をなすこと。人道・道徳・自然の理にまったく背いた、きわめて悪質で非道な行為を指す。単なる失敗や軽い不正ではなく、強い非難をこめて「許しがたい悪事」をいう表現。由来
中国由来の成語で、「傷天」は天の理を損なうこと、「害理」は道理を害することを表す。古典上の厳密な初出や成立年は不詳だが、明末から清代ごろ(17世紀前後)の白話小説・説話類に近い用例が見られ、道徳に反する悪行を非難する語として広まった。備考
非常に硬く古風な表現で、日常会話ではまれ。中国語の成語としても知られ、日本語では文章語・評論調で強い道徳的非難を表すときに用いられる。例文
- 弱い立場の人をだまして財産を奪うなど、まさに傷天害理の所業だ。
- 利益のために有害物質を川へ流し続けた企業の行為は、傷天害理と非難された。
- 彼は復讐のためとはいえ、無関係な人まで巻き込む傷天害理な計画を思いとどまった。
- 歴史の授業で、民衆を苦しめた権力者の傷天害理の行いについて議論した。
- どんな事情があっても、子どもを利用して金を得るような傷天害理の犯罪は許されない。
類義語
- 悪逆非道
- 極悪非道
- 残虐非道
- 人倫蹂躙
- 天理人情に背く
対義語
- 公明正大
- 仁義道徳
- 正義人道
- 天理人道
- 道理にかなう行い