側目而視
読み方
そくもく じし意味
横目でちらりと見ること。転じて、相手を恐れたり、憎んだり、警戒したりして、まともに正面から見ることができないさまをいう。権力者や嫌悪する相手に対する不信・畏怖・反感を含む表現。由来
中国の古典『戦国策』秦策に見える「妻側目而視、傾耳而聴」に由来するとされる。『戦国策』は戦国時代(紀元前5〜3世紀)の策謀や弁説を、前漢末の劉向が紀元前1世紀ごろに整理・編纂した書物で、「側目」は目をそばだてて横目で見る意。備考
日常会話ではほとんど使われず、文章語・漢文調の硬い表現。単なる「横目で見る」より、恐れ・憎しみ・警戒の含みが強い。例文
- 新任の社長が強権的な方針を打ち出すと、社員たちは側目而視するようになった。
- 不正を重ねた政治家に対し、地元の人々はもはや側目而視の態度を隠さなかった。
- 彼は昔のいじめの記憶から、その人物を見るたびに側目而視してしまう。
- 独裁的な上司の前では、部下たちは意見を言えず、ただ側目而視するばかりだった。
- 会議室に現れた内部告発者を、幹部たちは驚きと警戒を込めて側目而視した。
類義語
- 横目で見る
- 白眼視
- 冷眼視
- 睨み見る
- 側目
対義語
- 正視
- 直視
- 青眼視