信而有徴
読み方
しんじ ゆうちょう意味
言葉・記述・主張などが信用でき、しかもそれを裏づける証拠やしるしがあること。単にもっともらしいだけでなく、根拠が明確で、信頼に足る状態をいう。由来
中国の古典『春秋左氏伝(左伝)』昭公八年の「君子之言、信而有徴」に由来するとされる。『左伝』は春秋時代の史実を記した書で、成立は諸説あるが一般に戦国時代、紀元前4世紀ごろと考えられる。原義は「君子の言葉は誠実で、証拠となるものがある」という趣旨。備考
非常に硬い漢文由来の語で、日常会話ではほとんど使われない。原典では旧字体の「徵」と書かれることもあり、「信にして徴有り」と訓読される。例文
- 彼の報告は統計資料と現地調査に裏づけられており、まさに信而有徴だ。
- 歴史研究では、伝聞よりも信而有徴の記録が重視される。
- その証言は日時や映像記録とも一致していて、信而有徴と言える。
- 政策提案は理念だけでなく、信而有徴の根拠を示さなければ市民の納得を得にくい。
- 噂を広める前に、それが信而有徴の情報なのかを確かめるべきだ。
類義語
- 証拠歴然
- 根拠明白
- 有根有拠
- 論拠明晰
- 事理明白
対義語
- 荒唐無稽
- 無稽之談
- 事実無根
- 根拠薄弱
- 虚誕妄説