信口開河
読み方
しんこう かいが意味
口にまかせて、根拠のないことやでたらめを平気で言うこと。深く考えず、無責任にしゃべり散らすさまを指す。相手を惑わせたり、場を混乱させたりするような軽率な発言に対して用いられる。由来
中国由来の成語。原形は元代(13世紀末ごろ)の王実甫『西廂記』に見える「信口開合」とされる。「信口」は口にまかせること、「開合」は口を開いたり閉じたりすること。のちに「開合」が「開河」と書かれる形で広まり、黄河が一気に開けて流れるように、言葉が勢いよく出る意とも解される。日本には漢籍・成語として伝わった。備考
日常会話ではやや硬い表現で、文章語・評論・批判的文脈で使われることが多い。相手の発言を強く非難する語なので、使用には注意が必要。例文
- 彼の説明は信口開河で、事実を確認すると半分以上が誤りだった。
- 会議で信口開河の発言をすれば、組織全体の信用を失いかねない。
- 噂だけをもとに信口開河するのは、関係者に迷惑をかける行為だ。
- その評論家は威勢はよいが、信口開河が多く、資料に基づいた議論が少ない。
- 子どもたちの前で信口開河を繰り返す大人の姿勢には、教育上の問題がある。
類義語
- 口から出まかせ
- 出任せ
- 放言高論
- 大言壮語
- 無責任発言
- 漫語放言
対義語
- 言行一致
- 有言実行
- 謹言慎行
- 慎重発言