俗談平話
読み方
ぞくだん へいわ意味
世間で日常的に交わされる、堅苦しくない俗な話や、平易で分かりやすい言葉づかいのこと。高尚な議論や格式ばった文章ではなく、庶民的・口語的で親しみやすい話し方や内容を指す。由来
「俗談」は世俗の話・卑近な話、「平話」は中国で口語体の物語・講談を指した語。特定の出典や成立年は不詳だが、「平話」は宋〜元代(12〜14世紀)に発達した通俗文学・講談の呼称として用いられ、日本ではそれらを合わせて平易で庶民的な話を表す成語となった。備考
やや専門的・文語的な語で、日常会話ではあまり使われない。文学史や話芸、文章の文体を評する文脈で見かけることが多い。例文
- その随筆は難しい理論を避け、俗談平話の調子で社会を語っている。
- 先生は専門用語を並べず、俗談平話を交えて学生に説明した。
- 江戸の笑話には、庶民の暮らしを映す俗談平話の面白さがある。
- 格式ばった演説よりも、彼の俗談平話のほうが聴衆の心に届いた。
- この本は歴史を俗談平話で説いているため、初心者にも読みやすい。
類義語
- 俚言俗語
- 街談巷語
- 俗言俚語
- 平易通俗
- 日常の話
対義語
- 高論卓説
- 高談雄弁
- 難解高遠
- 格調高雅