便宜供与
読み方
べんぎ きょうよ意味
相手の都合がよくなるように、特別な配慮・便益・利益を与えること。行政、企業、労使関係などで用いられ、単なる親切ではなく、制度上・取引上の優遇や便益の提供を指すことが多い。文脈によっては癒着や不公平な優遇という否定的な響きをもつ。由来
「便宜」は都合のよいこと、また特別な計らいを意味し、「供与」は物や利益を相手に与えることを意味する漢語。二語を組み合わせた近現代日本語の行政・法律・ビジネス用語で、正確な成立年は不明。戦後、特に1940年代後半以降の労使関係や公務・企業取引の文脈で広く用いられるようになった。備考
報道・法律・企業コンプライアンスでよく使われる語。中立的にも使えるが、汚職・癒着・不公平な優遇を示す否定的文脈が多い。例文
- 市は特定の業者に便宜供与をした疑いで調査を受けている。
- 会社が労働組合に事務所を無償で使わせることは、場合によっては便宜供与とみなされる。
- 彼は取引先への便宜供与を否定し、通常の営業対応だったと説明した。
- 公務員による便宜供与は、贈収賄や利益相反の問題につながることがある。
- 公平性を保つため、審査担当者は応募者への便宜供与を一切禁じられている。
類義語
- 特別扱い
- 優遇措置
- 利益供与
- 便宜を図ること
- 特別の計らい
対義語
- 拒絶
- 便宜拒否
- 公正無私
- 公平無私
- 一視同仁