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佳木繁陰

読み方

かぼく はんいん

意味

美しい木々が青々と茂り、濃い木陰をつくっていること。とくに初夏から夏にかけて、樹木の葉が豊かに繁って涼しげな日陰を生む、清新で風情ある景色を表す四字熟語。

由来

中国・北宋の文人、欧陽脩の散文「醉翁亭記」にある「野芳発而幽香、佳木秀而繁陰」に基づく語。「佳木」は美しい木、「繁陰」はよく茂った濃い木陰の意。作品は慶暦6年(1046年)ごろに作られたとされ、日本では漢詩文・季節表現の語として受容された。

備考

日常会話よりも文章語・漢詩文調の表現。夏の季語的な情景描写に向くが、比喩として「豊かに育った環境」を表すこともある。

例文

  • 境内の参道は佳木繁陰の趣があり、真夏でもひんやりとしている。
  • 湖畔の別荘は佳木繁陰に包まれ、読書をするには申し分ない環境だった。
  • 五月の公園は佳木繁陰となり、親子連れが木陰で弁当を広げていた。
  • 古い庭園を歩くと、佳木繁陰の中から小鳥の声が聞こえてきた。
  • この句は、佳木繁陰の涼やかな景を背景に、旅人の安らぎを詠んでいる。

類義語

  • 緑樹成陰
  • 鬱鬱蒼蒼
  • 樹木繁茂
  • 枝葉繁茂

対義語

  • 枯木寒巌
  • 落木寒天

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