人心向背
読み方
じんしん こうはい意味
人々の心が、ある人物・政権・組織などに向かって支持するか、背を向けて離反するかということ。特に政治や統治、組織運営において、民衆・世論・構成員の支持と反発の動きを指す。由来
「人心」は人々の心・民心、「向背」は向かうことと背くことを表す漢語。中国古典の政治思想で重視された「民心」の考えに基づく表現で、日本では漢文訓読・近世以降の政治的文章で用いられた。成語としての正確な初出年は不詳。備考
やや硬い文章語で、政治・歴史・経営評論などで使われる。「人心向背を読む」「人心向背を左右する」の形が多い。単なる人気より、支持・離反の流れを含む。例文
- 選挙の勝敗は、政策そのもの以上に人心向背をどれだけ読めるかにかかっている。
- 度重なる不祥事によって、政権に対する人心向背は大きく変わり始めた。
- 新社長は社員の人心向背を見誤り、改革案への反発を招いた。
- 戦国時代の武将にとって、領民の人心向背を掌握することは軍事力と同じほど重要だった。
- 災害時の対応の速さが、首長への人心向背を左右する結果となった。
類義語
- 民心の動向
- 世論の趨勢
- 民意の行方
- 支持と離反
- 衆望の帰趨