二重構造
読み方
にじゅう こうぞう意味
一つの物事・組織・制度などが、性質の異なる二つの層や仕組みから成り立っている状態。表面と内面、中心と周辺、大企業と中小企業など、二つの構成要素が同時に存在し、互いに関係しながら全体を形作ることをいう。由来
「二重」は二つに重なること、「構造」は物事を成り立たせる仕組みを表す語で、その結合による近現代日本語の複合語。古典由来の成句ではなく、正確な成立年は不明。明治期以降に「構造」という学術語が広まり、特に昭和戦後期(1950年代ごろ)には経済学・社会学で「日本経済の二重構造」などとして定着した。備考
古典的な故事成語というより、学術・評論・ビジネスで使われる分析的な語。格差、制度、組織、物語構成など幅広い対象に用いられる。例文
- この会社は、正社員と非正規社員で待遇が大きく異なる二重構造を抱えている。
- 都市と地方の格差は、医療サービスの二重構造として現れている。
- 彼の小説は、現実世界と幻想世界が重なり合う二重構造になっている。
- 日本経済の二重構造を理解するには、大企業と下請け企業の関係を見る必要がある。
- その制度は表向きには平等だが、実際には一部の人だけが得をする二重構造を持っている。
類義語
- 複層構造
- 二層構造
- デュアル構造
- 重層構造
対義語
- 単一構造
- 一重構造
- 単層構造