乱筆乱文
読み方
らんぴつ らんぶん意味
字が乱れて読みにくく、文章も整っていないこと。主に手紙や文書の末尾で、自分の筆跡や文章の拙さをへりくだって詫びる表現として用いられる。「乱筆乱文にて失礼いたしました」の形が典型的。由来
「乱筆」は乱れた筆跡・雑な書きぶり、「乱文」は筋道や表現の整わない文章を指し、同じ「乱」を重ねて作った和漢混交的な複合語。特定の中国古典に由来する成語ではなく、手紙文の謙譲表現として近世から近代にかけて定着したとみられるが、成立年は不詳。備考
改まった手紙・メールで使えるが、やや古風で謙遜の響きが強い。相手の文章に対して使うと失礼になるため、自分の書いたものに用いるのが基本。例文
- 乱筆乱文にて恐縮ですが、取り急ぎ御礼申し上げます。
- 急いで書いたため乱筆乱文となりましたことをお許しください。
- 祖父の手紙は乱筆乱文ながら、家族を思う気持ちがよく伝わってきた。
- 会議後すぐに送ったメモなので、乱筆乱文の点はご容赦ください。
- 彼は日記の最後に、乱筆乱文であることを詫びる一文を添えた。
類義語
- 悪筆悪文
- 拙筆拙文
- 乱筆拙文
- 悪筆乱文
対義語
- 能筆能文
- 名筆名文
- 達筆名文