九天直下
読み方
きゅうてん ちょっか意味
非常に高い空、または天の最も高い所から、まっすぐ下へ落ちること。特に、滝や水流などが高所からすさまじい勢いで落下するさまを表す。比喩的に、圧倒的な勢いや急激な下降を述べる場合にも用いられる。由来
「九天」は中国古代の宇宙観で、天を九つに分けたもの、または天の最も高い所をいう。「直下」はまっすぐ下へ落ちる意。唐代(8世紀)の詩人・李白の「望廬山瀑布」にある「飛流直下三千尺、疑是銀河落九天」という表現と関係が深いとされるが、四字成語として成立した正確な時期は不明。備考
自然描写、特に滝や水流の勢いを表す文語的・詩的な語。日常会話ではやや硬く、「急転直下」と字面が似るが意味は異なる。例文
- 断崖から落ちる滝は、まさに九天直下の勢いで谷底へ注いでいた。
- 黒雲を裂いて降り出した豪雨は、九天直下という言葉がふさわしい激しさだった。
- 山頂から見下ろすと、雪崩が九天直下のごとく斜面を駆け下りていった。
- 彼のシュートは高く舞い上がったあと、九天直下の軌道でゴールネットに突き刺さった。
- その株価は好材料の反動で、翌日には九天直下の下落を見せた。
類義語
- 一瀉千里
- 懸河瀉水
- 飛流直下
対義語
- 漸次下降
- 緩慢下降