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九回腸断

読み方

きゅうかい ちょうだん

意味

腸が何度もねじれ、ついには断ち切れるほどに、悲しみや苦しみが非常に深いこと。身内との別れ、死別、悔恨など、胸をえぐられるような激しい悲痛をたとえていう。

由来

中国の古典に由来する成語。「九回」は前漢の司馬遷『報任少卿書』(紀元前1世紀ごろ)の「腸一日而九迴」に見える、腸が一日に九度もめぐるほどの苦悩を表す語。「腸断」は腸が断ち切れるほどの悲しみをいう表現で、これらが結びついて深い悲痛を表す四字熟語となった。

備考

非常に文語的で重い表現。日常会話ではほとんど使わず、弔辞・文学的文章・改まった述懐などで強い悲痛を表す際に用いられる。

例文

  • 長年連れ添った妻を失った彼の悲しみは、まさに九回腸断であった。
  • 故郷が災害で変わり果てた姿を見て、九回腸断の思いに沈んだ。
  • 愛犬の最期を看取った夜、家族は九回腸断の涙を流した。
  • 友の訃報を受け、彼女は九回腸断の面持ちでしばらく言葉を失った。
  • 戦地から届いた知らせは、母に九回腸断の苦しみをもたらした。

類義語

  • 断腸之思
  • 断腸の思い
  • 悲痛欲絶
  • 愁腸百結
  • 哀痛切切

対義語

  • 歓天喜地
  • 喜色満面
  • 有頂天外

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