久遠常住
読み方
くおん じょうじゅう意味
はるか過去から未来に至るまで、変わることなく常に存在し続けること。主に仏教語として、仏・法身・真理などが時間を超えて永遠に存続し、滅びないことをいう。由来
仏教語。「久遠」は非常に遠い過去・未来、「常住」は常に存在して変滅しない意。思想的背景は大乗仏教、特に鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』(406年)などに説かれる仏の永遠性に関わる。四字熟語としての成立時期は未詳だが、日本では奈良〜平安期以降の仏教受容の中で用いられたと考えられる。備考
日常会話ではほとんど使われず、仏教・宗教思想・文学的文脈で用いられる語。一般的な「永久不変」よりも宗教的含みが強い。例文
- 法話では、仏の慈悲は久遠常住であり、今を生きる私たちにも及ぶと説かれた。
- 彼は移ろいやすい世の中にあって、久遠常住の真理を求めて仏典を読み続けた。
- この寺の教えでは、仏の命は久遠常住で、時代や場所を超えて人々を導くとされる。
- 久遠常住という語は、単に長い時間続くという意味ではなく、変滅を超えた存在を表す。
- 師は、花が散る無常を見つめることと、久遠常住の仏を信じることは矛盾しないと語った。
類義語
- 永遠不滅
- 常住不滅
- 不易常住
- 久遠実成
対義語
- 諸行無常
- 有為転変
- 刹那生滅
- 生者必滅