主権在民
読み方
しゅけん ざいみん意味
国家の最終的な意思を決める最高権力(主権)が、君主や一部の支配者ではなく国民全体にあるという考え方。国民が選挙や政治参加を通じて政治のあり方を決める、民主政治の基本原理を表す。由来
「主権」は国家の最高意思決定権、「在民」は「民に在る」、すなわち国民の側に存在するという意味。西洋近代の人民主権思想、特に18世紀の社会契約説などを背景に、日本では第二次世界大戦後の日本国憲法制定過程で広く用いられた。日本国憲法は1946年(昭和21年)公布、1947年(昭和22年)施行で、前文や第1条に国民主権の原理が示されている。備考
法律・政治・公民教育でよく使われる語。日常会話ではやや硬い表現で、「国民主権」とほぼ同義だが、憲法原理を説明する文脈で特に用いられる。例文
- 日本国憲法の三大原理の一つとして、主権在民が挙げられる。
- 主権在民の考え方に基づけば、政治家は国民の信託を受けて政治を行う存在である。
- 選挙で一票を投じることは、主権在民を実現する重要な手段だ。
- 授業では、明治憲法下の君主主権と日本国憲法の主権在民を比較した。
- 主権在民を単なる理念で終わらせず、国民一人一人が政治に関心を持つことが大切だ。
類義語
- 国民主権
- 人民主権
- 民本主義
- 民主主義
対義語
- 君主主権
- 専制政治
- 絶対君主制
- 王権神授