中通外直
読み方
ちゅうつう がいちょく意味
心の中がよく通じてわだかまりがなく、外に表れる態度や行いがまっすぐで正しいこと。もとは蓮の茎が中空で通り、外側がまっすぐであるさまをいう語で、転じて、清らかで高潔な人格や君子のあり方をたとえる。由来
中国・北宋の思想家、周敦頤の散文「愛蓮説」にある「中通外直、不蔓不枝」に由来する。成立は北宋時代、11世紀後半ごろとされる。蓮の茎の形状を描写し、それを君子の清廉でまっすぐな徳に重ねた表現で、日本でも漢文教養を通じて四字熟語として用いられるようになった。備考
蓮を君子にたとえる漢文由来の雅語で、日常会話よりも文章・講話・人物評で用いられる。単なる「正直」より、清廉さや高潔さを強く含む。例文
- 彼の人柄はまさに中通外直で、私利私欲に流されず、誰に対しても誠実だ。
- 管理職には、部下の声を受け止めつつ信念を曲げない中通外直の姿勢が求められる。
- 祖父は口数こそ少ないが、中通外直の人物として近所の人々から深く信頼されていた。
- 不正が横行する中で、彼女だけは中通外直を貫き、最後まで正しい手続きを守った。
- 蓮を詠んだその詩は、中通外直という言葉を思わせる清らかな品格を備えている。
類義語
- 清廉潔白
- 品行方正
- 公明正大
- 剛直不阿
- 清浄無垢
対義語
- 内柔外剛
- 外柔内剛
- 曲学阿世
- 佞悪醜穢