中流砥柱
読み方
ちゅうりゅう の しちゅう意味
激しい流れの中に立つ砥柱山のように、困難や動乱の中でも信念を曲げず、世の中や組織を支える中心的人物・存在をいう。特に、混乱した状況で頼りになる指導者、支柱、精神的な拠り所をたたえて用いる。由来
中国の黄河中流にある「砥柱」という岩山が、急流の中でも崩れずそびえ立つことに由来する。「砥柱」は砥石のように平らな柱状の岩の意。語源となる故事は『晏子春秋』などに見え、成立は戦国時代末期から前漢頃(紀元前3〜2世紀頃)とされるが、正確な成立年は不明。後に、乱世に屈しない人物をたとえる成語として定着した。備考
硬い文章語・漢文調の表現で、日常会話ではあまり使わない。人や組織の「支柱」を称賛する文脈に向く。例文
- 経営危機の中で社員を励まし続けた彼は、まさに中流砥柱の存在だった。
- 政局が混迷する今こそ、中流砥柱となる指導者が求められている。
- 祖母は家族が困難に直面するたびに冷静に判断し、わが家の中流砥柱であり続けた。
- その教授は学界の中流砥柱として、若い研究者たちを支えてきた。
- 災害直後の混乱の中で、地域の消防団長は中流砥柱のごとく人々を導いた。
類義語
- 大黒柱
- 柱石
- 一柱擎天
- 棟梁之材
- 堅忍不抜
対義語
- 随波逐流
- 付和雷同
- 右顧左眄
- 日和見主義