両虎相闘
読み方
りょうこ あいたたかう意味
二頭の虎が互いに戦うように、実力の伯仲した強者同士が争うこと。多くは、双方が大きな損害を受けたり、共倒れになりかねない激しい対立をいう。由来
中国・前漢の司馬遷『史記』廉頗藺相如列伝に見える「今兩虎共鬥、其勢不俱生(今、両虎共に闘わば、その勢い俱には生きず)」に基づく。藺相如が廉頗との私闘を避け、国家の急を優先した故事で、成立は前漢時代、紀元前1世紀ごろ。備考
文章語・故事成語的な表現で、日常会話ではやや硬い。「虎」は強者の比喩。単なるけんかより、実力者同士の激突や共倒れの危険を含めて使う。例文
- 業界一位と二位が値下げ競争を始め、まさに両虎相闘の様相を呈している。
- 二人の名将が正面からぶつかれば、両虎相闘となって兵を多く失うだろう。
- 社内の有力派閥同士が両虎相闘を続ければ、会社全体の利益が損なわれる。
- 決勝戦は王者と新鋭の両虎相闘で、観客は最後まで息をのんだ。
- ここで両虎相闘を演じるより、共通の敵に備えて協力すべきだ。
類義語
- 竜虎相搏
- 竜争虎闘
- 両雄相争
- 両雄並び立たず
- 強者相争
対義語
- 一致団結
- 協力一致
- 共存共栄
- 和衷協同
- 呉越同舟