世事万端
読み方
せじ ばんたん意味
世の中で起こるさまざまな事柄、日常生活や社会生活に関わるあらゆる用事・問題・事情を指す表現。「世事」は世間の事、「万端」は多くの細かい事柄・すべての方面という意味。由来
「世事」は中国古典にも見える漢語で「世間の事柄・俗世の出来事」を表し、「万端」は「多くの端緒・多方面の事柄」を表す漢語。両語を重ねて、世間に関わるあらゆる事柄をいう四字熟語になった。成立時期は特定困難だが、近世から近代の漢文訓読調・文章語で広く用いられた表現と考えられる。備考
やや文章語・硬い表現で、日常会話では「世の中のいろいろなこと」「諸事万端」などと言い換えられることが多い。例文
- 祖父は退職後、世事万端から離れて山里で静かに暮らしている。
- 経営者は売上だけでなく、人事、法務、地域との関係など世事万端に目を配らねばならない。
- 彼女は若いころから世事万端に通じ、どんな相談にも的確に答えてくれた。
- 旅に出ると、ふだん頭を悩ませている世事万端をしばし忘れられる。
- 新聞を毎朝読むのは、世事万端の動きを知るための習慣である。
類義語
- 諸事万端
- 万事万端
- 世事百般
- 諸般の事柄
- 世の中の諸事
対義語
- 閑雲野鶴
- 悠々自適
- 俗事離脱
- 無事平穏