不解衣帯
読み方
ふかい いたい意味
衣服や帯を解く暇もないほど、昼夜を分かたず物事に尽くすこと。特に、病人のそばで寝ずに看病したり、任務や仕事に休みなく献身したりする様子をいう。由来
中国・後漢時代に班固らが編纂した『漢書』王莽伝に見える「不解衣帯連月」に由来する。王莽が病気の伯父・王鳳を看病するため、幾月も衣帯を解かず付き添ったという故事から。出来事は前漢末の紀元前22年ごろ、文献成立は1世紀末〜2世紀初めごろ。備考
「衣帯不解」「衣不解帯」ともいう。日常会話ではまれな硬い漢語表現で、献身を称える語だが、現代では過労を連想させる場合もある。例文
- 彼は父の病床に付き添い、不解衣帯で看病を続けた。
- 震災直後、医療スタッフは不解衣帯の働きぶりで負傷者の対応に当たった。
- 締切前の開発チームは、不解衣帯といえるほど作業に没頭していた。
- 彼女の不解衣帯の介護に、家族は深く感謝している。
- その忠臣は、主君のために不解衣帯で尽くした人物として語り継がれた。
類義語
- 衣帯不解
- 衣不解帯
- 不眠不休
- 寝食を忘れる
- 粉骨砕身
対義語
- 高枕安眠
- 悠々自適
- 安閑無事
- 怠惰懈怠