不抜之志
読み方
ふばつ の こころざし意味
どんな困難や誘惑があっても揺らがず、最後まで貫こうとする固い決意や志のこと。「不抜」は抜くことができないほどしっかりしている意で、信念・目標・使命感などが容易に変わらないさまを表す。由来
「不抜」は、物が深く根を張って抜けないことから転じて、信念や態度が堅固で動かない意を表す漢語。「之」は漢文で「の」に当たる助字で、「不抜之志」は「抜くべからざる志」の意。中国古典由来の漢文調表現に基づく成語だが、特定の出典・成立年は未詳。日本では漢文訓読の伝統を背景に、近世から近代以降の文章・修辞で用いられる。備考
文章語・漢文調で硬い表現。日常会話では「揺るぎない決意」「固い志」のほうが自然。表記は「不抜の志」と仮名交じりにすることも多い。例文
- 彼は医師になって故郷に貢献するという不抜之志を抱き、十年にわたって努力を続けた。
- 会社が危機に陥っても、創業者の不抜之志が社員たちの心を支えた。
- 一度決めた研究テーマを最後まで追究する姿勢に、彼女の不抜之志が表れている。
- 周囲に反対されても、彼は不抜之志をもって改革案を実行に移した。
- 大きな失敗を経験してなお夢を諦めないその姿は、まさに不抜之志と呼ぶにふさわしい。
類義語
- 堅忍不抜
- 確乎不抜
- 志操堅固
- 初志貫徹
- 不撓不屈
対義語
- 意志薄弱
- 優柔不断
- 三日坊主
- 朝令暮改