不得要領
読み方
ふとく ようりょう意味
話・説明・返答・文章などが、肝心な点を押さえておらず、何を言いたいのかはっきりしないこと。また、物事の要点や核心をうまくつかめないさまをいう。由来
中国の史書『史記』「大宛列伝」にみえる「不能得月氏要領」に由来するとされる。『史記』は前漢の司馬遷により紀元前1世紀ごろ成立。「要」は腰、「領」は襟を指し、そこから物事の重要な部分・急所を意味するようになった。「要領を得ることができない」という漢文的表現が日本で四字熟語として用いられるようになった。備考
説明・返答・文章などへの批評に使われることが多い、やや硬い表現。相手に直接使うと「分かりにくい」と批判する響きが強い。例文
- 彼の報告は細かい数字ばかりで結論が見えず、まったく不得要領だった。
- 質問に対する答えが不得要領で、結局何をしたいのか分からなかった。
- 初めて聞く人にも伝わるように、不得要領な説明にならないよう要点を整理しよう。
- 会議は司会者の進行が不得要領で、予定時間を大幅に超えてしまった。
- その案内文は不得要領だったため、参加者から問い合わせが相次いだ。
類義語
- 要領を得ない
- 曖昧模糊
- 不明瞭
- 雲をつかむよう
- 隔靴掻痒
対義語
- 要領を得る
- 明快
- 明瞭
- 単刀直入
- 簡明直截