下情上達
読み方
かじょう じょうたつ意味
下の立場にある人々、すなわち部下・民衆・現場の人間などの事情、意見、不満、要望が、上位者や為政者、経営層などにきちんと伝わること。組織や政治において、現場の声を上層部が把握できる状態をいう。由来
「下情」は下位の者や民衆の実情・気持ち、「上達」は上の者に達することを表す漢語で、二語を合わせた成句。特定の初出文献や成立年は不詳だが、古代中国以来の政治・官僚制の語彙を背景に、日本でも近世以降の漢文訓読・行政語・組織論の文脈で用いられてきた。備考
主に政治・行政・企業組織で使う硬い表現。「上達」はここでは技能が上達する意味ではなく、情報や意見が上位者に届くことを表す。例文
- 社長は下情上達を重んじ、現場社員との意見交換会を毎月開いている。
- 下情上達の仕組みがない組織では、不満が表面化したときにはすでに手遅れになりやすい。
- 町政を改善するには、住民の声が議会に届く下情上達の制度が欠かせない。
- 彼は管理職として、単なる上意下達ではなく下情上達も大切にしている。
- 匿名で提案できる制度を導入したことで、以前より下情上達が進んだ。
類義語
- 下意上達
- ボトムアップ
- 民意反映
- 意見具申
対義語
- 上意下達
- トップダウン
- 上命下達