三足鼎立
読み方
さんそく ていりつ意味
三つの勢力・人物・国・組織などが、互いに対立または競合しながら、ほぼ同じ力で並び立っている状態。三本足の鼎(かなえ)が安定して立つように、三者の勢力が均衡していることをいう。由来
「鼎(かなえ)」は古代中国の三本足の器で、その三本の足が互いに支え合って立つ形から生まれた比喩。「鼎足」の語は中国古典に見え、天下を三分する形勢を表す表現として用いられた。成立年は特定困難だが、遅くとも後漢末〜三国時代(3世紀ごろ)には、魏・蜀・呉のような三勢力の均衡を説明する発想が広まっていた。備考
政治・経済・スポーツなどで使われる硬めの表現。単に三つあるだけでなく、三者の力が拮抗し、互いに競合・対立している場合に適する。例文
- この業界は長年、A社・B社・C社の三足鼎立の状態が続いている。
- 選挙戦は与党候補、野党候補、無所属候補が拮抗し、三足鼎立の様相を呈している。
- 戦国時代のこの地域では、三つの有力大名が三足鼎立していた。
- 新しい技術の登場で、スマートフォン市場は三足鼎立から一社優位へと変わりつつある。
- 決勝リーグは三チームが同率で並び、まさに三足鼎立の緊張感に包まれた。
類義語
- 三者鼎立
- 鼎足之勢
- 三つ巴
- 天下三分
- 三分鼎立
対義語
- 一強独占
- 一極集中
- 一極支配
- 独占状態
- 一強多弱