三尺童子
読み方
さんじゃく どうじ意味
背丈が三尺ほどの小さな子ども、すなわち幼い子どもを指す語。転じて、世間の道理や物事の難しさをまだ十分に知らない未熟な者、または「幼児でさえ分かるほど明白なこと」という文脈でも用いられる。由来
「三尺」は中国由来の長さの単位「尺」の三倍で、日本では約90センチ前後をいう。「童子」は子どもの意。背丈が三尺ほどしかない幼児を表す漢語として成立した。成句としての厳密な初出年は未詳だが、漢文・漢籍由来の表現として古くから用いられ、日本でも近世以前から文章語で見られる。備考
現代の日常会話ではやや古風・文章語的。「三尺童子にも分かる」のように、明白さや幼さを強調する文脈で使われる。人を見下す響きに注意。例文
- この程度の道理は、三尺童子にも分かるはずだ。
- 三尺童子を相手にするように、基礎から丁寧に説明した。
- 彼の言い訳は、三尺童子でも見抜けるほど不自然だった。
- 三尺童子のころから、祖父に礼儀作法を厳しく教えられた。
- そんな危険な計画に無理があることは、三尺童子でも知っている。
類義語
- 幼児
- 小児
- 童子
- 幼童
- 三尺の童子
対義語
- 老成円熟
- 老練熟達
- 海千山千