万紫千紅
読み方
ばんし せんこう意味
色とりどりの花が一面に咲き乱れている、非常に華やかで美しい景色のこと。転じて、色彩が豊かで華麗なさま、また多様なものが一斉に現れてにぎやかに栄えるさまをいう。由来
中国・南宋の儒学者、朱熹(朱子)の詩「春日」にある句「等閑識得東風面、万紫千紅総是春」に由来する。12世紀ごろの作で、「無数の紫や紅の花が咲き、すべてが春の景色である」という意味から、華やかな春景色を表す語となった。備考
主に春の花景色をたたえる雅語。文章語・詩的表現として使われ、日常会話では「色とりどり」「百花繚乱」の方が一般的。例文
- 春の公園はチューリップや桜が咲き競い、まさに万紫千紅の眺めだった。
- 式典の会場には各国の民族衣装が集まり、万紫千紅の華やかさを見せていた。
- 山里に春が訪れると、梅、桃、菜の花が一斉に開き、万紫千紅の世界になる。
- 展覧会には若手作家の個性的な作品が並び、万紫千紅の趣があった。
- 雨上がりの庭では花々が光を受け、万紫千紅の美しさを放っていた。
類義語
- 百花繚乱
- 柳緑花紅
- 花紅柳緑
- 錦上添花
- 絢爛華麗
対義語
- 千篇一律
- 単調一色
- 無味乾燥