万徳円満
読み方
まんとく えんまん意味
すべての徳や功徳を欠けるところなく完全に備えていること。主に仏や菩薩、特に阿弥陀仏の徳のあり方をたたえる仏教語として用いられ、転じて人格・能力・福徳などが十分に満ちているさまをいう。由来
仏教語に由来する語。「万徳」はあらゆる徳・功徳、「円満」は欠けるところなく満ち足りていることを表す。特定の初出年は不明だが、中国の漢訳仏典や浄土教文献で用いられた仏教漢語と考えられ、隋・唐期(6〜8世紀ごろ)以降に広まり、日本では平安期以降の浄土教の法語・讃文などで阿弥陀仏の徳を述べる語として定着した。備考
日常会話よりも仏教文献・法話・寺院の文章で多い語。人に使うと非常に高い称賛となり、やや荘重・宗教的に響く。例文
- 僧侶は、阿弥陀如来を万徳円満の仏としてたたえた。
- その法話では、仏の万徳円満を身近なたとえで説明していた。
- 彼の人格を万徳円満とまで言うのは大げさだが、多くの人に慕われているのは確かだ。
- 古い仏教書には、万徳円満の如来に帰依することの大切さが説かれている。
- 寺の掲示板には「万徳円満の光に照らされる」という言葉が掲げられていた。
類義語
- 円満具足
- 完全無欠
- 万善万徳
- 具足円満
対義語
- 不徳無能
- 不完全
- 欠点だらけ