万寿無疆
読み方
ばんじゅ むきょう意味
寿命や幸福が限りなく続くこと。特に、君主・目上の人・大切な人の長寿を祝って述べる賀詞として用いられる。文字どおりには「万年の寿命に境界がない」という意味。由来
中国最古級の詩集『詩経』小雅「天保」に見える「萬壽無疆」に由来する。「疆」は境界・限りの意で、「寿が限りない」という祝福を表す。『詩経』は西周〜春秋時代(紀元前11〜前6世紀頃)の詩を集めたものとされ、日本での定着時期は未詳だが、漢籍受容後に祝賀表現として用いられた。備考
現代の日常会話ではまれで、漢文調・儀礼的な響きが強い。長寿祝い、書道作品、賀詞などで用いられる。異体字表記に「万寿無彊」がある。例文
- 新年の賀詞として、祖父母の万寿無疆を祈った。
- 式典の最後に、来賓は恩師の健康と万寿無疆を祝して杯を上げた。
- その書幅には「万寿無疆」と大きく書かれ、長寿の祝いの席に飾られていた。
- 村人たちは百歳を迎えた長老に、万寿無疆の思いを込めて記念品を贈った。
- 古い祝賀文には、主君の万寿無疆を願う言葉が何度も記されている。
類義語
- 万寿無彊
- 延年益寿
- 不老長寿
- 長生久視
- 延命長寿
対義語
- 短命
- 夭折
- 朝生暮死