七里結界
読み方
しちり けっかい意味
七里もの広い範囲に結界を張るように、他人や嫌いな物事を厳しく遠ざけ、近づけないこと。現代では、勧誘・誘惑・苦手な相手・望まない関係などを断固として拒む態度を表す。由来
「結界」は仏教で、僧団の行事や修法の場を清浄に保つため、一定区域を聖域・禁足地として区切ることをいう語。「七里」は旧制の距離で約27〜28キロを指し、非常に広い範囲を示す。四字熟語としての成立年は不詳だが、仏教語が日本に伝わった奈良時代以降の発想に基づき、中世〜近世には「七里四方に結界を張る」という表現から、嫌うものを遠ざける比喩的な意味に転じたとされる。備考
日常会話ではやや古風・硬い表現。「七里結界を張る」の形が多い。元来の女人禁制・不浄観に結びつく用法は、現代では差別的に響く場合がある。例文
- 祖父は健康を害して以来、酒には七里結界を張っている。
- 受験前の彼女は友人の誘いにも七里結界で、毎日図書館にこもった。
- その会社は外部資本に対して七里結界の構えを崩さない。
- 怪しい訪問販売には、町内会全体で七里結界を張ることにした。
- 彼は過去の失敗を思い出させる話題を、七里結界とばかりに避けている。
類義語
- 閉門却掃
- 門戸閉鎖
- 排斥
- 拒絶
- 立入禁止
- 敬遠
対義語
- 門戸開放
- 来者不拒
- 開放的
- 受容
- 歓迎