七珍万宝
読み方
しっちん まんぽう意味
金・銀・宝石・貴重な器物など、あらゆる種類の宝物や財宝をいう語。非常に多くの珍しい宝、または計り知れないほど豊かな財産を強調して表す。由来
「七珍」は仏教でいう七種の宝物、すなわち七宝に通じる語で、「万宝」は数えきれないほど多くの宝を表す。仏典・漢籍に見られる宝物表現に由来するとされるが、成立年は不詳。日本では仏教語・漢文調の語彙として、少なくとも中世以降の文献的表現に受け継がれたと考えられる。備考
日常会話ではあまり使わず、文章語・雅語的な響きが強い。宝物の多さや豪華さを誇張して表す語で、比喩的にも用いられる。例文
- 王の墓からは、七珍万宝と呼ぶにふさわしい金銀の装飾品が次々に発掘された。
- 彼は七珍万宝を積まれても、故郷の山河を売るつもりはないと言った。
- 寺の宝物殿には、七珍万宝さながらの仏具や古写経が大切に収められている。
- 七珍万宝を手に入れるより、信頼できる友を得るほうが尊いと祖父は教えてくれた。
- 物語の主人公は、海の底に眠る七珍万宝を求めて長い旅に出た。
類義語
- 金銀財宝
- 奇珍異宝
- 珍宝財貨
- 富貴栄華
- 財宝
対義語
- 無一文
- 赤貧洗うが如し
- 一文無し
- 貧困