七仏通戒
読み方
しちぶつ つうかい意味
仏教で、過去七仏に共通する根本的な戒めのこと。一般に「もろもろの悪を行わず、善を実践し、自らの心を清めることこそ、仏たちの教えである」という趣旨を指す。仏教倫理の要点を簡潔に示す語。由来
仏教経典に由来する語。「七仏」は釈迦を含む過去七仏、「通戒」は共通の戒めの意。『法句経』などに見える偈「諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教」が、七仏に通じる戒めとして「七仏通戒偈」と呼ばれた。成立年代はインド古代仏教に遡り詳細不明だが、漢訳『法句経』は中国・三国時代の呉、3世紀前半ごろとされる。備考
「七仏通誡」とも書く。「戒」は戒め、「誡」もいましめの意。日常会話より、仏教・倫理・古典の文脈で用いられることが多い。例文
- 七仏通戒は、仏教の道徳を最も簡潔に表した教えとして知られている。
- 住職は法話の中で、七仏通戒の精神を日々の生活に生かすよう説いた。
- 悪を避け善を行うという七仏通戒は、宗派を超えて理解しやすい。
- 彼は座右の銘として七仏通戒を掲げ、まず自分の心を整えることを大切にしている。
- 七仏通戒を学ぶと、仏教が単なる儀礼ではなく実践の教えであることが分かる。
類義語
- 七仏通誡
- 諸悪莫作
- 衆善奉行
- 通戒偈