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一面如旧

読み方

いちめん きゅうの ごとし

意味

初めて、または一度会っただけなのに、昔からの知り合いのように親しく感じたり、すぐに打ち解けたりすること。相手の人柄や相性がよく、初対面の隔たりを感じないほど親密になる様子を表す。

由来

中国・唐代に編纂された歴史書『晋書』張華伝に由来する。『晋書』は貞観22年ごろ、648年ごろの成立。陸機・陸雲兄弟が張華に会ったとき、一度顔を合わせただけで旧知のように感じたという故事から。「一面」は一度会うこと、「如旧」は昔からの知り合いのようであることを表す。

備考

文語的・漢文調の表現で、日常会話では「初対面なのに旧友のよう」と言う方が自然。類義語の「一見如故」の方が比較的知られている。

例文

  • 初対面のはずなのに、彼とは趣味も考え方も合い、まさに一面如旧の親しみを覚えた。
  • 海外の学会で出会った研究者とは一面如旧で、別れ際には共同研究の約束までしていた。
  • 彼女の率直で温かな人柄のおかげで、新入社員たちは一面如旧のようにすぐ打ち解けた。
  • 文通だけで交流していた二人は、初めて顔を合わせても一面如旧で、何時間も語り合った。
  • 商談の場で一面如旧とはいかなくても、誠実に話を聞けば信頼関係は少しずつ築ける。

類義語

  • 一見如故
  • 意気投合
  • 旧知の仲
  • 肝胆相照らす
  • 初対面とは思えない

対義語

  • 犬猿の仲
  • 疎遠
  • 不倶戴天
  • 水火不容

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