一路平安
読み方
いちろ へいあん意味
旅の道中が無事で平穏であること。また、旅立つ人に対して「道中どうぞ無事でありますように」と安全を祈って送る言葉。出張・旅行・帰省・赴任など、移動する相手への別れの挨拶や祝福として用いられる。由来
中国語由来の成句。「一路」は道中・行程の全体、「平安」は無事で穏やかなことを表す。明代末期(17世紀頃)の白話小説、馮夢龍編『古今小説』『警世通言』などに見える用例が知られ、旅人の無事を祈る送別の言葉として広まった。日本への伝来時期は厳密には不明だが、近現代の漢語表現・四字熟語として用いられている。備考
日本語の日常会話ではやや漢語的・中国語的で、普通は「お気をつけて」「よい旅を」が自然。手紙・送別文・式辞では格調ある表現として使える。例文
- 長い船旅になるが、皆で彼の一路平安を祈った。
- 海外赴任に向かう友人へ、手紙の末尾に「一路平安」と添えた。
- 雪の多い季節なので、帰省する家族には一路平安であってほしい。
- 空港で別れるとき、先生は留学生たちに一路平安を願う言葉を贈った。
- 登山隊の出発式では、隊員全員の一路平安と成功が祈念された。
類義語
- 一路順風
- 道中無事
- 旅路平安
- 道中安全
対義語
- 道中多難
- 前途多難
- 波乱万丈