一落千丈
読み方
いちらく せんじょう意味
勢い・評判・地位・価値などが、短期間で急激に落ち込むこと。特に、好調だったものや高く評価されていたものが、ある出来事をきっかけに大きく衰えたり、信用を失ったりする場合に用いられる。由来
中国・唐代の文人、韓愈(768〜824)の詩「聴穎師弾琴」にある「失勢一落千丈強」に由来するとされる。琴の音が勢いを失うと、一気に千丈もの高さから落ちるように沈むさまを表した句で、のちに勢力・名声・評価などの急激な低下をたとえる成語となった。成立はおおむね9世紀初頭、唐代と考えられる。備考
文章語・硬い表現で、日常会話では「急落した」「評判が地に落ちた」の方が自然な場合も多い。株価・人気・信用・名声など抽象的な評価の低下に使いやすい。例文
- 不祥事の発覚によって、あの企業の信用は一落千丈となった。
- 若いころは人気俳優だったが、度重なる失言で評判は一落千丈だ。
- 新製品の欠陥が報じられて以来、株価は一落千丈の勢いで下がった。
- チームは開幕直後こそ好調だったが、主力選手の離脱で成績が一落千丈した。
- 一度の判断ミスで、彼が長年築いてきた名声は一落千丈に落ち込んだ。
類義語
- 急落
- 暴落
- 凋落
- 転落
- 名声失墜
- 地に落ちる
- 急転直下
対義語
- うなぎ上り
- 飛ぶ鳥を落とす勢い
- 旭日昇天
- 破竹之勢
- 隆盛