一脈相通
読み方
いちみゃく あいつう意味
互いに一見異なるものの間に、どこか共通する筋道・性質・考え方があって通じ合っていること。思想、芸術、方法、人物の性格などについて、「表面は違うが根底ではつながっている」という意味で用いる。由来
「一脈」は一本の脈、または一つの系統・筋道、「相通」は互いに通じることを表す漢語。一本の血脈や流れがつながっているイメージから、物事の根底に共通性がある意になった。中国語にも同形の表現があり、漢籍由来の漢語的成句と考えられるが、特定の初出典や成立年は不明。日本では近代以降の評論・論説文などでよく用いられる。備考
やや硬い文章語・評論語。日常会話では「共通点がある」「通じるところがある」と言う方が自然な場合が多い。例文
- 彼の政治思想は、意外にも古代の儒教思想と一脈相通するところがある。
- この二人の作風はまったく違って見えるが、人間への温かなまなざしにおいて一脈相通している。
- 伝統工芸と現代デザインは、素材を生かすという点で一脈相通する。
- 彼女の厳しい指導法は、師匠の教育方針と一脈相通しているように感じられた。
- 宗教と哲学は目的こそ異なるが、人生の意味を問う姿勢には一脈相通するものがある。
類義語
- 一脈通じる
- 相通ずる
- 共通点がある
- 通底する
- 気脈相通
- 同根同源
対義語
- 無関係
- 没交渉
- 断絶
- 水火不相容