一登竜門
読み方
いっとう りゅうもん意味
出世や成功へ進むための重要な関門を突破し、名声や地位を得ること。また、そのきっかけとなる試験・選考・賞などをいう。「登竜門」とほぼ同じ意味で、特に「一度その門を登れば一躍評価が高まる」という含みがある。由来
原形は「一登龍門」。中国の史書『後漢書』李膺伝に見える語で、編纂は南朝宋の范曄による5世紀ごろ。後漢の名士・李膺に認められることを、黄河上流の急流「竜門」を登った鯉が竜になるという伝説になぞらえた。「一たび竜門に登れば、声価十倍す」とされ、認められると名声が一挙に高まる意となった。備考
日常語では三字の「登竜門」のほうが一般的。「一登竜門」は漢文由来の格調ある表現で、受賞・合格・選抜など成功への関門を述べる文脈で使われる。例文
- この新人賞は若手作家にとって一登竜門であり、受賞後に一気に注目を集めることが多い。
- 難関オーディションを突破した彼女は、まさに一登竜門を果たして舞台女優としての道を開いた。
- その研究発表会は、大学院生が学界に名前を知られるための一登竜門とされている。
- 全国大会で優勝したことが一登竜門となり、彼はプロチームから声をかけられた。
- この資格試験は業界で働く人にとっての一登竜門で、合格すれば仕事の幅が大きく広がる。
類義語
- 登竜門
- 立身出世
- 飛黄騰達
- 青雲之志
- 出世街道
対義語
- 一落千丈
- 一敗塗地
- 失脚
- 挫折
- 不遇