一朝有事
読み方
いっちょう ゆうじ意味
ひとたび戦争・内乱・大災害などの重大な事態が起こること。また、そのような非常時・緊急時を想定していう表現。「一朝有事の際」の形で、普段は平穏でも、いざ大事が起きた場合には、という意味で用いられる。由来
「一朝」は漢語で「ある朝」の意から転じて「ひとたび・万一」、「有事」は「事件や戦乱など、ただならぬ事があること」を表す。二語を合わせた漢文調の成句で、特定の出典は未詳。日本では近代以降、特に明治〜昭和期の軍事・政治・防災などの文脈で広く用いられるようになった。備考
やや硬い表現で、日常会話よりも政治・軍事・防災・危機管理の文章で使われる。「有事」と同様、戦争や安全保障を連想させる場合がある。例文
- 一朝有事の際には、地域の避難所が住民の安全を支える拠点となる。
- 政府は一朝有事に備えて、食料や燃料の備蓄体制を見直した。
- 企業も一朝有事を想定し、重要なデータを遠隔地にバックアップしている。
- 平時には目立たない訓練こそ、一朝有事の対応力を左右する。
- 一朝有事となれば、迅速な情報共有と冷静な判断が何より重要だ。
類義語
- 非常事態
- 緊急事態
- 有事
- 一旦緩急
- 国家存亡
対義語
- 天下泰平
- 平穏無事
- 無事平穏
- 太平無事