一日之雅
読み方
いちじつ の が意味
一度会っただけ、またはごく短い期間だけの交際・面識をいう語。親密で長い付き合いではなく、わずかな縁や浅い知り合いをやや文語的に表す。由来
中国の史書『漢書』谷永伝に見える語に由来するとされる。『漢書』は後漢の班固らによって1世紀ごろに成立した史書で、「一日」はごく短い時間、「雅」は交わり・親しい関係の意。そこから「一日ほどの短い交際」を表す成語として漢文圏で用いられるようになった。備考
現代の日常会話ではかなり硬く、漢文調・文章語的。人間関係の浅さを述べる語だが、縁の小ささを謙遜して言う場合にも使える。例文
- 彼とは一日之雅にすぎないが、不思議と強い印象が残っている。
- 一日之雅の相手に、そこまで立ち入った相談をするのはためらわれた。
- 会議で名刺を交換しただけの一日之雅だが、後に大きな縁へとつながった。
- 彼女は一日之雅の知人にも礼を尽くす人として知られている。
- 一日之雅を頼りに紹介を求めるのは、少々厚かましいかもしれない。
類義語
- 一面識
- 一面の交わり
- 浅い交際
- ちょっとした知り合い
- 一日之知
対義語
- 刎頸之交
- 莫逆之友
- 管鮑之交
- 竹馬之友
- 旧知の仲
- 深い交わり